2024年賀状製作記事、シリーズの1回目(上)は企画の経緯、図案からデザイン完成まで、そして2回目(下)ではプロセスの設計とそこからの版下作成、シルク1〜2の調色と印刷についてお送りいたしました。今回はその続き、インクジェットでの調色と印刷作業、それから以降のシルク3〜9…
前回「企画からデザインまで」では、実際の印刷との兼ね合いを意識しつつの図案作成についてあれこれ書きました。本記事ではその後のできた図案を製版に起こしていく過程(プロセス設計〜版下作成)と、インクの調色(途中まで)について記述を続けます。やはり技術以外の余計な情報に溢れ…
普段の業務で培った印刷技術、あるいは通常業務では使わない技術など盛り込み、年賀状を印刷する試みを行なっています。ここでは2024年版の製作プロセスの振り返りを通して、技術的な側面の紹介も兼ねて記事にしました。企画当初では「技術情報」カテゴリに相応しい内容となる予定でしたが…
製品(ワーク)の形状に段差や突起があり、その段差の底面や突起の近くにスクリーン印刷を行う場合、通常用いられる平枠版では段差上面や突起が障害となって印刷することができないことがあります。このようなワークに対しては、製品形状と印刷部に合わせて印刷版(特枠版)を作り印刷を行っています。ここでは、特枠印刷が可能となる基本的な条件、対応できない場合の代替え手法、また段差などがある場合でも通常枠で印刷できるケースなどご紹介いたします。
和紙の独特な手触り感、光の透過性を画像処理とUVインクジェットプリンターで再現しました。カスタムプリントで行う事によるデザインメリットと可能性を提案致します。
照光表示型のパネル向けとして、1枚の透明なパネル上の同じ場所に、2種類の意匠を切り替えて表示させる印刷方法です。表示領域の省スペース化、意外性のあるデザインなどが可能です。"ON - OFF"、"稼働 - 停止"、"上昇 - 下降" など対となるような文字のインジケーションに適しています。…
文字やパターンを発光表示させるパネル状、フィルム状の導光板で、非照光時は背景を遮らない透明性、透過性を持っています。こんな特性を持つ事により、従来に無い用途、訴求性を持つ表示方法が可能になるでしょう。
室内の映り込み(グレア)を低減する、いわゆる反射防止膜の一種です。液晶モニタ・LED・FL等の表示系、スイッチや操作板などの操作系のパネルに多く用いられています。材料として所謂ノングレアも多くありますが、印刷で行うメリットも有り、多様な実績を頂いております。
弊社では版下、製版は社内で製作を行っております。お客様から完全版下として支給された版下データでも、加工穴へのマスク、色分けや多面付け処理、実際の印刷に支障がないかどうかの検証などを行っています。 ここでは、そのような版下製作作業に必要な資料や、版下データとしてご支給頂く場合のデータ形式などをご説明致します。
UV貼り合わせは、基本的には2枚のシート材を1枚に貼り合わせるというシンプルな技術ですが、それによって創られるものは、機能性、意匠性の双方で色々な製品へ応用展開されています。ここでは意匠性のパネルサンプルを中心に、貼り合わせ技術が持つ可能性の一端をここでご紹介致します。
表示装置などの光源からの光を拡散層を通す事で透過拡散させる機能の事を、ここでは光拡散と呼んでいます。拡散層の形成は色々な手法がありますが、印刷でも行う事ができます。その特徴やメリットを紹介致し...